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えほん社の本棚 紙のえほん 024 「まっくろネリノ」


 

こんにちは 
 
この前、下校後にあそぶこどもたちをふっとみかけました。
3人は自転車
1人はいっしょうけんめいに走って追いかけている風景。 

勝手にじーんと切なくなりました。
と、同時にこどものときはこうだったなーということも
思い出しました。 
むやみに葉っぱをむしり取ったり
ありの巣をうめてしまったり。 
 
 
5月のテーマは、「色」。
きょうの1冊は、
ヘルガ=ガルラーさんの「まっくろネリノ」です。  

おかあさんもおとうさんも
4人のお兄さんもそれぞれ色とりどりに鮮やかな色をしているのに
ひとりだけまっくろのネリノ。
お兄さんたちはまっくろだからとあそんでくれずに
いつもひとりぼっち。 
 
まっくろではないきれいな色になりたくて
お花にたずねたりしますが
どうにもわかりません。 
 
ある日、お兄さんたちがいなくなってしまい・・・。 
 
 
 
こどもの持つ無邪気ゆえの無慈悲さのことを
このえほんを読み思い出し、すこしせつないきもちになりました。 
 
 
理由のない理由で傷をつけ
なにか予期せぬようなことで
とたんにこどもたちは仲をもどしたりしますね。 

ネリノはじぶんを変えられないかとぶつかりますが
じぶんの悲観的に感じていた部分を
ポジティブに捉え、活かし、乗り越えます。 
 
 
とある時期に
特徴の中で悲観的な部分だと感じる部分があるかもしれません。
ネリノのように
消すことなく、変えることなく、
すてきな部分と多くのひとがかんじて過ごしていけたらと思いました。 
 
こころの発達が著しい
小学4年生くらいからよむのに適しているのではないでしょうか。 
見たこともない生物に対しても、ありえないときもちがとじないで
はいっていくことができることができるという
えほんの素敵さも感じました。 
(たねおい) 
 
 

『まっくろネリノ』
作・絵: ヘルガ=ガルラー
訳: 矢川 澄子
出版社: 偕成社(http://www.kaiseisha.co.jp
発行日: 1973年07月
ISBN: 9784032021400 
 
 
 
 

2013年5月21日
デジタルえほん関連ニュース 5月20日

こんにちは!
 
日差しが強くなってきて、肌でジリジリ感じます。日焼け止めを買う季節ですね。
 
それでは、今週もデジタルえほん関連ニュースをお届けします。
 
 
・マイナビニュース 5月12日 
超不思議!スマホで模様をスキャンすると物語が始まるパジャマ 
 
・ReseMom 5月13日 
絵だけでプログラムが作れる「ビスケット塾」幼児コースのモニター募集  
 
・朝日新聞デジタル 5月14日 
子ども向け「スマホ・携帯講座」 奈良のNPO開催 
 
・ReseMom 5月15日 
【EDIX2013】朝日新聞デジタル、学校教育に特化した電子新聞を提供 
 
・YOMIURI ONLINE(読売新聞) 5月15日 
デジタル教育をサポート…ICT支援員 : 教育 
 
・ReseMom 5月16日 
EDIX2013】実証実験予定のA4サイズデジタルペーパー端末を展示…ソニー 
 
・SankeiBiz(サンケイビズ) 5月16日 
生徒1人1台タブレットと新しいデジタル教材の導入をクアルコムと発表 
 
・J-CASTテレビウォッチ 5月17日 
「未来の学校」IT技術で先生いらず!勉強相手はパソコンだけで子ども大丈夫なの? 
 
・朝日新聞デジタル 5月17日 
凸版印刷、ICT教育支援システムで全国自治体開拓へ 
 
・PC Online 5月17日 
MSなど各社が、ICTを活用した“模擬授業”を披露 
 
・ReseMom 5月17日 
【EDIX2013】タブレットは学びの武器、授業スタイルを変える…広尾学園 金子氏 
 
 
今週もよろしくお願いします。
 
(事務局)

2013年5月20日
福岡ワークショップ&デジタルえほん体験イベント当日レポート!

こんにちは。 
5月も半ば、気持ちいい気候を通り過ぎて、暑いくらいの日も出てきましたね。 
 
みなさまの今年のゴールデンウィークはどのようなお休みでしたか? 
デジタルえほん社では、5/3~5/6にわたり、 
プログラム提供:デジタルえほん、協力:ドットDNPのもと、 
福岡の大型ショッピングモール「キャナルシティ」にて 
「デジタルえほんの体験&ワークショップ」イベントを行ってまいりました。 
今日は、その模様をお届けいたします。 
 
 
体験コーナーには、iPadを設置して、 
厳選した50タイトル以上のデジタルえほんをご用意! 
自由に、デジタルえほんのせかいに触れてもらいました。 
 
 
 
 
大人もこどもも一緒に 
 
 
 
 
画面をタップ!タップ! 
 
 

 
 
小さなお子さんも夢中です 
 
 
 
その隣では 
デジタルえほんアプリ「tap*rap フォトしりとり」を使用して、 
みんなでオリジナルしりとりえほんを作るワークショップを開催! 
 
 
 
 
描いた絵を、iPadで撮影 
 
 
 
 
できあがったしりとりえほんは、最後に鑑賞 
 
 
次々に浮かんでくるしりとりの続きを、 
どんどん絵に描いては撮影する子どもたち。 
鑑賞会では、通りすがって見学していた方々からも 
「おお~」と感心する声があがっていました。 
 
 
 
くるくる変わる画面に、いろんな音。 
だれでも簡単に楽しめるのが、 
デジタルえほんのいいところです。 
ゴールデンウィーク真っ只中ということで、 
今回はたくさんの方々に体験して頂くことができました。 
 
参加してくれた福岡のみなさま、 
本当にありがとうございました! 
 
(CANVASワークショップ講師・並木 江梨加) 
 
 

2013年5月17日
【えほん社の本棚 デジタルえほん No.23】「はるとこはるとにじのはし」

 
 
こんにちは。 
 
少しずつ梅雨の気配を感じております。 
 
 
「色」をテーマにご紹介している5月。 
 
今日は、本格的な雨の季節を迎える前に、雨がもたらす素敵な色にまつわるデジタルえほんについてお話します。 
 
 
本日ご紹介するのは、「はるとこはるとにじのはし」です。 
 
 
 
 

クレヨン画のような、どこか懐かしいタッチで描かれた絵本アプリです。 
 
 

 
 
 

“夢を合わせる”ことができる兄妹はるとこはるが、ある放課後、空にかかった大きな虹の端を探しに行くというお話です。 
 
 
 
このアプリの面白いところは、いくつもの種類のお話が用意されているところです。 
 
 
ひとつのお話を読み進めていく「おはなしをよむ」モードの他に、 
 
いくつかお話の展開を楽しむことができる「べつのおはなし」モードがあります。 
 
さらに、「おまけ」では「お父さんのお話」が用意され、はるとこはるがお父さんから虹の科学についてのお話を聞くといったサイドストーリーが楽しめます。 
 
 
作品中に出てくる文字は、ひらがな、カタカナ、小学校1、2、3年生、さらに英語などの選択ができるので、物語を楽しみながら言葉の勉強にもなります。音声は入っていないので、お父さんお母さんが読み聴かせてあげることもできます。 
 
 
 

子どもたちが読んで楽しめることはもちろんですが、大人も読んでも楽しめることが、このデジタルえほんの魅力でもあります。 
 
 
 
 

“夢を合わせる”ことができる兄妹が見た不思議な光景は、 
子どもの頃の遠い記憶と結びついて、読んでいてどこか懐かしい心持ちがします。 
 
 
 
 
小さな頃にじょうろを傾けて虹を作った思い出や、 
虹の端を追いかけて遠くまで自転車を走らせた思い出が、 
じんわりと蘇ってくるようです。 
 
 
雨上がりの夕空を、ふとぼんやり見上げることが増えてしまうかもしれません。 
 
(ほりあい) 
 
販売元:Full inc. 
価格:¥350 
条件: iPad 互換 iOS 4.3 以降が必要 
URL:https://itunes.apple.com/jp/app/harutokoharutonijinohashi/id567055652?mt=8 
HP:http://full-inc.jp/id-2/id.html 
  

2013年5月15日
【えほん社の本棚 紙のえほん 023】「いろいろへんないろのはじまり」

 
 
 

こんにちは。 
 
いきなりきょうは、質問をしようと思います。 
 
たとえば、木を描くとき
葉を何色に塗るでしょう。
幹や枝を何色に塗るでしょう。 
 
たとえば、お家を描くとき
何色に塗るでしょう。 
 
 
今月は「色」をテーマに
えほんをご紹介しておりますが
きょう、ご紹介するアーノルド・ローベルさん
「いろいろへんないろのはじまり」では、
葉っぱも幹も枝も、お家も、
もともとの、そのものの色はないという前提からはじまります。 
 
 
はじまりは、はいいろのとき。
ほぼすべてのものは、はいいろで
はたまた、しろとくろをしているのでした。 
 
 
まほうつかいは、その景色を変えられないかと
試行錯誤の末、
「色」をつくることができました。 
 
あおいろのとき、きいろのとき、あかいろのとき
それぞれ、どうしても困ったことが起きてしまいます。 
 
 
ことばを追って一度読むと
「はいいろのとき」からはじまり
ページを捲るごとにどんどんせかいが色鮮やかに変化していくこと
もしものせかいの素敵さを
感じました。 
 
 
 
絵だけを眺めてもう一度読みました。
絵をじっくりゆっくり眺めてみると
一度目には見つけられなかった面白みを見つけることができました。 

 
あかいろのときなど
一色の時代が訪れますが
あかはあかでも、濃淡の異なるたくさんのあかによって描かれていること。  
 
また、その絵の中のひとの表情や
くすっとわらってしまう行動が紛れ込んでいること。 
 
 
読むたびに「見つける」をすることができるえほんだなと思いました。 
 
 
 
 
また、読んだあとにも
「色をぬってせかいをつくるのなら、さてどこに何色をぬろうかな」
「色になまえがなかったら、何色となまえをつけようかな」
と、色をめぐるもしものせかいに旅をしてしまいました。 
 
 
現実にたくさんの色があることの素敵さを感じさせてくれる一方、
えほんが与えてくれるもしものせかいに、きもちを広げてくれる一冊だなと思いました。 
 
(たねおい) 
 
 
作・絵: アーノルド・ローベル
訳: まきたまつこ
出版社: 冨山房(http://fuzambo.net
発行日: 1977年
ISBN: 9784572002051

 
 

2013年5月14日