こんにちは
事務所のある東京でも雪が降りました。
お読みいただいているみなさまの場所にもう雪は降っているでしょうか。
さて、「どうぶつ」をテーマにご紹介させていただいている今月。
2册目のきょうは、マージョリー・フラックの「アンガスとねこ」を
ご紹介させていただきます。
スコッチ・テリアのアンガスは、日ごと大人になるにつれて
いろいろなことを覚えています。
たとえば、かえるがとべること。
たとえば、ふうせんがわれてしまうこと。
覚えたことはいくつもあるけれど、
アンガスはまだまだ知りたいことがありました。
そのひとつが、ねこです。
アンガスのごはんをちょっとたべるねこ。
ときどき耳をひっかくねこ。
アンガスは厄介なやつともしかしたら思っていたかもしれませんが、
同時に、とてもねこのことを気にしているのでした・・・
登場人物はアンガスとねこのみ。
とてもシンプルな内容ですが、
読後、じんわりとやさしい気持ちが残りました。
「アンガスとねこ」は、インターネットで出会い、購入したえほんです。
これまで、紙のえほんとの出会い方は、
書店または図書館で手に取って選び
読むということがほとんどでした。
読んだことないえほんをインターネットで
購入したことがなかったのですが、
異なるえほんを探していたときに、
おすすめのひとつとして表紙が表れ
書店でふっと手を取るように内容も確認せず、
購入してたのが、このえほんです。
いわゆるジャケ買いです。
そのジャケ買いは、期待を裏切ることなく、むしろ上回り、
この出会い方がくせになるきっかけの一冊となりました。
4才くらいの子からお読みいただける「アンガスとねこ」。
おとなになっても、ながく付き合いたいそんな一冊です。
(たねおい)
作・絵: マージョリー・フラック
訳: 瀬田 貞二
出版社: 福音館書店 (http://www.fukuinkan.co.jp)
税込価格: ¥1,155(本体価格:¥1,100)
発行日: 1974年10月01日
ISBN: 9784834003406