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【えほん社の本棚 紙のえほん No.21】「かおかおどんなかお」

 
 

こんにちは。
下校中のこどもたちの元気な声がオフィスに聞こえてきます。
こどもの声ってパワーがありますよね。
くうきががらっと変わるのを感じます。 
 

さて、「かたち」をテーマにしたえほんをご紹介している4月。
かおのえほんをかたちという視点でのぞきながら
よんでみようと思います。 
 

きょうのえほんは、柳原良平さんの「かおかおどんなかお」です。 

わらったかお、ないたかお、おこったかお、ねむったかお・・・
にんげんの持つ感情を含んだかおが集まった1冊です。 
 

ページをめくっていくと
ひとつひとつの表情はまったく異なります。
こんなに表情があるのだと驚くほど。
けれど、その違いは、かお・目・鼻・口のかたちや位置の変化。
 

かたちは記号として、情報を届けてくれます。
そのとき、感情が含まれていないこともしばしば。 

この「かおかおどんなかお」では、
かたちの組み合わせ・配置による
ころころ変わる豊かなひとの表情を知ることができます。 
 

かたちが語るきもちのえほん。
はじめてのえほんにもおすすめです。
(たねおい) 
 
 

「かおかおどんなかお」
作: 柳原 良平
出版社: こぐま社 (http://www.kogumasha.co.jp
税込価格: ¥840(税込価格:¥840)
発行日: 1988年01月10日
ISBN: 9784772100908

 
 

2013年4月30日