BLOG

【えほん社の本棚 紙のえほん 022】「あおくんときいろちゃん」

 
 
こんにちは
連休明けのきょう、いかがお過ごしでしょうか。
こどもたちは、たくさん宿題があったりしたのでしょうかね。 
 
 
5月は、「色」をテーマに
紙のえほん・デジタルえほんを
ご紹介させていただいております。 
 
 
紙のえほん1冊目は、
レオ・レオーニさんの「あおくんときいろちゃん」です。 
 
 
アトリエにあそびに来た孫のために
青と黄色の絵の具で
画用紙をよごしているうちに自然に生まれたというこのお話。 
 
 
絵の具で描かれたあおやきいろ、あか、おれんじ・・・。
そっと綴られたおはなしと合わせて眺めてみると
色たちに生命が吹き込まれたようです。
表情を表す目・口もない色たちだけれど
彼らの感情が伝わってくるようにいきいきとしています。
 
 
 
おはなしもとても素敵ですが
色が合わさり・混ざり、ことなる色へと変化すること、
色のふしぎを感じた一冊でした。 
 
 
「ほんとうにこうなるの?」と読んだばかりのとき
ふしぎで、そのことすらおとぎばなしのように読んでおりました。 
 
 
色をおぼえてきたとき
絵の具をはじめて使うとき
導入えほんとして読むのにもいいのではないでしょうか。 
 
(たねおい) 
 
 
「あおくんときいろちゃん」
作・絵: レオ・レオーニ
訳: 藤田 圭雄
出版社: 至光社(http://www.ehon-artbook.com
発行日: 1967年
ISBN: 9784783400004

 

2013年5月7日