こんにちは。
オフィスのある町では、お昼ごろ、
コートを脱いで外に出られるほど暖かくなってきています。
〈ぽかぽか〉ということばが、よく似合う季節です。
さて、3月のテーマは、「春」です。
春に読みたくなるような、
春が楽しみになるような、
デジタルえほんをご紹介させていただきます。
きょうのデジタルえほんは、その名も「はるがくる」です。
ちいさな男の子が主人公のおはなしです。
クレヨンで描いたようなやわらかいタッチの絵と、
ほのぼのとした音楽、やさしいことばで綴られたデジタルえほん。
ちいさな男の子のとある日の風景と、こころの動きを、
そっとお話してもらっているような気持ちになりました。
ことばあそびも含まれています。
声に出していっしょに読むと、リズムがとっても気持ちよさそうです。
ほんわかとおはなしはすすんでいきますが、
ある事件が起こります。
そこから、ぐんぐんとよりおはなしの中にのめりこんでいきました。
よんだあと、こころがまあるくなったようです。
直木賞作家・佐々木譲さん監修のもと、
絵本の原作となるシナリオは北海道内で一般公募されました。
寄せられた132 作品の中から厳正な審査の上
採用された寺崎好美さん(札幌市在住)のシナリオに、
北海道内で活躍するイラストレータ、ミュージシャンが
絵と楽曲を添えて完成したものです。
絵・ことば・テクノロジー・音楽・アイデア、
デジタルえほんができるには、そのどれもができなくては完成にいたりません。
アイデアをインターネット上で投げることで
たくさんの人が声をかけてくれて
生まれるデジタルえほんがあるかもしれません。
だれかが配信サイトに投稿した音楽から生まれる
デジタルえほんもあるかもしれません。
たくさんの人の出会いのきっかけを
デジタルえほんは持っていると思っています。
「はるがくる」も、たくさんの出会いによって生まれたデジタルえほんですね。
北海道内で活躍されている方たちの協力により
生まれたデジタルえほん。
身近なひとたちで、
わたしの街で、
「デジタルえほんをつくろうよ!」
なんていう時代は、もう来ているのでしょうか。
ご当地デジタルえほんなんてものも、出るのでしょうかね。
(たねおい)
『はるがくる』
販売元: Hokkaido Arbeit Johosha Co.,Ltd.
© Joh’s Picture Book Project
価格: 170円
条件: iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 4.3 以降が必要 iPhone 5 用に最適化済み
URL:
https://itunes.apple.com/jp/app/harugakuru/id487533327?mt=8
公式HP: http://jpbp.org/project02/jp.html