こんにちは
春風の舞う週末、
ワークショップコレクション9が行なわれました。
たっくさんのご家族がいろいろなところからいらっしゃってくださいました。
ありがとうございます。
3月は、「春」がテーマです。
きょうは、あの素敵な家族のとある春の日をのぞきたいなと思います。
いわむらかずおさんの「14ひきのぴくにっく」です。
おじいちゃんとおばあちゃん、
おとうさんとおかあさん、
そして、10ぴきの兄弟。
14ひきのすてきなねずみの家族の春のおはなし。
お天気のよい春の日、
おにぎりをにぎって、
のはらへでかけることになりました。
すみれ、山吹、えながの赤ちゃん、
かえるやつくしにたんぽぽ、蝶。
読んでいると、
一緒に散歩したかのように、
春のお花やどうぶつなどに出会うことができます。
わたしは、ひらいてすぐの、
14ひきの家族の、木のお家のシーンに
わくわくします。
春のひかりが差し込み、
お父さんがきっと「きょうはピクニックに行こう!」とお話をして、
こどもたちがぴょんぴょん喜んでいます。
お家のちかくにある、
あの木ももしかして、だれかのお家なのかもしれない
とそとへ飛び出したくなりました。
お家の中は、どんなふうになっているんだろうと
いろいろなイメージも膨らんでいきます。
そんな余白がたくさんあるのも、
このえほんの素敵なところです。
会話が生まれる絵の本。
それぞれの親子によって、
異なるものがたりが生まれているのではないでしょうか。
(たねおい)
作・絵: いわむら かずお
出版社: 童心社
(http://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494006731)
税込価格: ¥1,260(本体価格:¥1,200)
発行日: 1986年11月
ISBN: 9784494006731