こんにちは
わたしの住む家の近くにおおきな公園があります。
落葉樹のいくつかはまだ冬のすがたをしておりますが、
他の木々に先駆けて10cmくらいの白い花びらを咲かせる
コブシ(辛夷)が満開に咲き誇っております。
蕾は、鼻炎や鼻づまりに効果があり、漢方にもなっているとか。
寒々しかった景色に白色が添えられ、
もうすこしすると、桜色やたんぽぽの黄色と
すっかり春色へと変化するのだろうとわくわくしております。
お住まいのところは、いかがでしょうか。
「春」をテーマにした3月。
きょうは、蠢きはじめたむしが主人公のお話です。
エリック・カールさんの「はらぺこあおむし」です。
日ようびの朝、たまごからかえったあおむし。
とってもおなかがぺこぺこでした。
月ようびには、りんごを1つ。
火ようびには、梨を2つ。
たべてもたべても、はらぺこのあおむし。
たべつづけて土ようびにはおなかをこわしてしまいます。
そして・・・。
「成長」という軸からぶれることなくまっずぐに描いているえほんです。
色も鮮やかで、
りんご、梨とあおむしが食べた箇所には穴があいているしかけもあります。
(この部分は幼児が指を入れても破れにくいように、
丈夫な厚紙で作られています。)
まだ文字を覚える前のお子さんにも、
読み聞かせえほんとしてぴったりだと思います。
そして、もうすこし成長されたときには、
数や曜日などの認識、
新たな気づきをこども自身が体感できるのではないかと思います。
(たねおい)
作・絵: エリック・カール
訳: もり ひさし
出版社: 偕成社(http://www.kaiseisha.co.jp)
税込価格: ¥1,260(本体価格:¥1,200)
発行日: 1976年05月
ISBN: 9784033280103