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【えほん社の本棚 紙のえほん 28】「あかいかさ」

 
 
 
 

こんにちは。
雨が降るとすこし涼しくなり
晴れた日にどっと暑さを感じます。
ぎったんばっこん、雨の日と晴れの日を繰り返して
夏になっているのでしょうね。

 

「雨と音」がテーマの今月。
きょうの一冊は、ロバート・ブライトさんの「あかいかさ」です。

空は晴れているけれど、
おんなのこはあかいかさを持ってお外に出ていました。
「持ってくるんじゃなかった」と思っていたら
雲が現れ、雨が降ってきたので
おんなのこはあかいかさをさします。

すると、こいぬが一匹、こねこも二匹。にわとり三羽・・・と
たくさんの動物が雨宿りをしにやって来ました。
あかいかさで雨宿り。
さて、ほかにはどんな動物が雨宿りをしにやって来るのでしょう。 
 
 

つよく雨の降る日、
どうぶつたちは、虫たちは、どこでどうしているのかしらと
想いを馳せます。

どこか、
このおんなのこのあかいかさのようなところに集まって
雨宿りをしていたらいいなと
このえほんを読んでいて思いました。 

雨降りの日があったかい日になることを感じる「あかいかさ」。
傘をさすことが苦手な子がいたら、
このえほんを一緒に読んでみるのはいかがでしょう。

(たねおい) 
 
 
 
 
あかいかさ (海外秀作絵本)

作・絵: ロバート・ブライト
訳: 清水 真砂子
出版社: ほるぷ出版(http://www.holp-pub.co.jp
発行日: 1975年
ISBN: 9784593500031

2013年6月18日