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【えほん社の本棚 紙のえほん 30】『うみちゃんのまど』

 
 
 

こんにちは
ぴかぴかによく晴れたきょうです。
あさはやく洗濯物を干した洗濯物もきもちよさそうにしていました。 
 

あおあおとして、真っ白のおおきな雲が浮かんだり、
七夕の日には天の川がかかる夏の空。
きらきらとかがやき、
すいすいじゃぶじゃぶと泳ぐ夏のうみ。
ぴかぴかとぎらぎらとまぶしい夏のたいよう。
今月のテーマは「そら・うみ・たいよう」。   

 

そして、きょうの一冊は、
中川ひろたかさん文・長新太さん絵の『うみちゃんのまど』です。 

「おーい、ひこうき。」
まどのそとを飛んでいるひこうきを
うみちゃんが呼ぶと
「なんのようか ここのか とおか。」
ひこうきはこたえて、まどから入ってきました。

「へんな ひこうき。」とうみちゃんは言って、
はじめての飛行機の旅にでかけることになります。

しりとりで行き先を決めながら
きいろのくに、ろくでもないくに・・・と旅します。

さて、うみちゃんは、じぶんのお家へ帰れるのでしょうか。  
 
 

「あったりめのするめいか」や「行き先が必要なんておおありくい」
駄洒落だらけの人間味あふれるひこうき
すこしツンとしたうみちゃんのやりとりがなんとも言えず、いいコンビ。
ことばのひびきがきもちよく、声に出して読みたいえほんです。 

ろくでもないくにで描かれるろくでもないものたちに
思わず笑ってしまいました。
ぜひ、読んでたしかめてみてください。
(たねおい)   

うみちゃんのまど
作: 中川 ひろたか
絵: 長 新太
出版社: 偕成社(http://www.kaiseisha.co.jp
発行日: 1997年07月
ISBN: 9784033311906

2013年7月2日