こんにちは。
まだまだ暑いとかんじる日もありますが
秋をかんじるこのごろです。
きのこや栗、さんま、さて、きょうは何をたべましょう。
今月のテーマは、「からだ」です。
きょうは、おいしいものをたべるために
大切にしたい歯のことを取り上げているえほんをご紹介いたします。
セルビー・ビーラーさん文、ブライアン・カラスさん絵の
『はがぬけたらどうするの?』がきょうの一冊です。
はじめて生えたちいさな歯がぐらぐらとしてぬけたこと、
歯医者さんへ行ってぬいてもらったことがあるでしょうか。
そして、ぬけた歯は、どうしましたか。
わたしが行なったことをみんなも行なっていると思っていたら
どうやらそうではないようなのです。
このえほんでは、世界中のこどもたちがぬけた歯をどうするか
おしえてくれる、そんなえほんです。
わたしの当たり前は、当たり前ではないということを知ることを
とっても豊かなことだと思います。
当たり前なんてないのだなと感じることができて
お互いを認め合えることができることはとってもいいなと感じます。
たとえば、こんなふうにするそうです。
ーぬけた歯をまくらの下にいれて眠ると、
はのようせいはやって来て、ぬけたはをもっていって、
変わりにおかねかお菓子を置いていってくれるー
ーぬけたはに金メッキをして、その子だけのイヤリングをつくってくれるー
ーぬけたはをきねんにとっておくー
ーまくらの下にいれておくと
ル・プチ・スーリというちびネズミがはを持っていってくれるかわりに
プレゼントをくれるー
いろんな風習のところがあります。
それぞれが異なるから目にうつるけしきもかんがえも
変わるのだなと思います。
それぞれの風習は大切にされていて、
そのことはいとおしいことに思いますが
また一方で、絶対的なことではないというのに安心もします。
しかし、どこでも、はがぬけるということは
なにかとくべつなことに感じられていたことは共通しているのでしょうか。
はじめのはがどうしてぬけて、生え変わるのか。
にんげんのからだはふしぎがたくさんですね。
(たねおい)
作: セルビー・ビーラー
絵: ブライアン・カラス
訳: こだま ともこ
出版社: フレーベル館 (http://www.froebel-kan.co.jp)
発行日: 1999年
ISBN: 9784577019870