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【えほん社の本棚 デジタルえほん No.47】『This is my body – Anatomy for kids』


 
 
こんばんは。
 
 
ボローニャ受賞作品紹介、6作品目の本日は『This is my body – Anatomy for kids』のご紹介です。
 
 

 
 
絵本の中には、物語のあるものだけではなく、あいうえおを学ぶものだったり、
ABCを学ぶものや、からだのしくみや車の名前、
動物の名前を学ぶものなど、学習の要素が入ったものも多くあります。
 
 
ふと考えると、“絵本”というものはとても懐が広いものです。
読み聞かせができるような物語に魅力があるものもあれば、
ただただ素敵な絵に圧倒されるもの、読みながら勉強になるものや、
中にはナンセンスなんてものもありますよね。
 
 
さまざまな領域をボーダレスに表現として成立させてしまう、
強引なようなでおおらかな表現のかたち、
それが“絵本”なのではないかと思うのですが、
それにデジタルが足されて“デジタルえほん”になったとしても、
その多様性は損なわれることはありません。
 
 

 
 
この『This is My Body』は、そのタイトルの通り、
身体のしくみについて学べるデジタルえほん作品です。
 
人間の身体というものは、とても複雑なものです。
筆者の小さい頃は、分厚い図鑑の中に描かれた、
地球の2週半もあるという血管が描かれたヒトのイラストをにらめっこしたものですが、
難しい名称がつけられた身体中の部位や器官について、
いまいちぴんとこない感じがしたものです。
 
 

 
 
ところが、このデジタルえほんように、多様なイラストと分かりやすいアニメーションとともに解説されると、子どもたちも楽しく勉強することができ、難しい言葉もすっと頭に入ってくるのではないでしょうか。
 
 

 
 
紙の絵本にデジタルの魔法がかかることで得られるものは、“楽しい!”というごく単純で、それでいて確かに子どもたちに心を掴む新しい魅力です。
 
知ることは楽しいことだということが、デジタルえほんを通して多くの子どもたちの心に芽生えればいいなと思います。
 
分厚い図鑑に飽きた子どもたちにそっと見せてあげたくなる作品です。
  
(ほりあい)
 
価格:¥200
販売元:urbn; pockets
互換性: iOS 5.0 以降。 iPad 対応。
URL:https://itunes.apple.com/jp/app/this-is-my-body-anatomy-for/id545172723?mt=8
HP:http://www.urbn-pockets.com/index.html
 
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※デジタルえほんアワードでは応募作品を募集しています。
 
募集部門は、<企画部門><作品部門>の2つ。
 
こんなデジタルえほんがあったらいいなといったアイデアをお持ちの方は<企画部門>
 
ぜひわたしのデジタルえほんを見て欲しい!という方は<作品部門>にご応募下さい。
 
各部門グランプリには賞金20万円、準グランプリには5万円が贈呈されます。
 
ご応募いただいたものは、豪華8名の審査員によって審査されます。
 
応募締め切りは6月20日(金)。
 
皆様のご応募をお待ちしております!
 
 
詳細はデジタルえほんアワードオフィシャルサイトホームページをご覧下さい。
 
 
【第三回デジタルえほんアワード開催概要】
 
■ 募集部門 : 企画部門、作品部門
 
■ 募集期間 : 2014年4月8日(火)〜2014年6月20日(金)
 
■ 賞 典:企画部門グランプリ(賞金20万円)
     作品部門グランプリ(賞金20万円)
     企画部門準グランプリ(賞金5万円)
     作品部門準グランプリ(賞金5万円)
     各部門審査員特別賞 など
 
■ 審査基準
 
審査は以下の3つの要素に基づき行います。
 
・たのしい!
 (こどもたちを魅了し、夢中にさせる楽しさ)
・みたことがない!
 (これまで出会ったことのない新しい表現)
・世界がひろがる!
 (こどもたちの想像力・創造力を育み、世界を広げてくれるしかけ)
 
≪デジタルえほんとは?≫
タブレット、電子書籍リーダー、電子黒板・サイネージ、
スマートフォン等テレビやパソコン以外の新しい端末を含む
子ども向けデジタル表現を総称して「デジタルえほん」としています。
 
■ 審査員
※敬称略・五十音順
・いしかわ こうじ / 絵本作家
・角川 歴彦 / 株式会社KADOKAWA取締役会長
・香山 リカ / 精神科医・立教大学教授
・きむら ゆういち / 絵本作家
・小林 登 / 東京大学名誉教授・国立小児病院名誉院長
・杉山 知之 / デジタルハリウッド大学学長
・水口 哲也 / クリエイター・プロデューサー、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(Keio Media Design)特任教授
・茂木 健一郎 / 脳科学者、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、慶應義塾大学研究特任教授
 
2014年7月開催の審査会を経て、2014年8月29日、30日開催の
ワークショップコレクション10」 (主催:NPO法人CANVAS)内にて
結果発表及び表彰式を行います。
 
 
主催:株式会社デジタルえほん、NPO法人CANVAS
 
協力:愛知県立大学情報科学共同研究所
   中京大学工学部宮田研究室
   デジタルハリウッド大学
   武蔵野美術大学
   東北芸術工科大学
   札幌メディアアーツラボ
   女子美術大学
   慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
   東京大学大学院 情報学環・福武ホール
   東京コンテンツプロデュースラボ
   早稲田大学国際情報通信研究センター
 
■公式サイト
http://www.digitalehonaward.net

2014年4月30日