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【えほん社の本棚 デジタルえほん No.42】『体験型動物園 Petting Zoo』

 
 
 
こんにちは。
 

3月末に開催された世界的な絵本の見本市であるボローニャブックフェア。
えほん社のスタッフも視察に赴き、存分にその刺激を受けて参りました(当日のレポート写真は、デジタルえほんのTwitterをご覧下さい)。
  
  
 
紙の絵本はもちろんですが、デジタルえほん社としてはボローニャに集まった世界のデジタルえほんが気になるところです。
 
 
ボローニャブックフェアでは、デジタルえほん枠のアワードとして、“BolognaRagazzi Digital Award”を実施しています。
 
先日結果発表されたこちらのアワード、全20作品が選ばれています。
 
 
デジタルえほん社でも、先日より第三回デジタルえほんアワードの開催を発表しました。
 
そこで、ここではBolognaRagazzi Digital Awardにて選ばれた作品をご紹介し、
ぜひともデジタルえほんへの興味を持って頂き、
ご応募をお考えの方はぜひ参考にして頂ければと思います。
 
 
それではさっそく、1作目となる本日は『体験型動物園(Petting Zoo)』をご紹介します。
 
 

 
 
Fox & Sheep社によるこの作品、このブログでも他にも“Nighty Night”や“Little Fox Music Box”をご紹介させていただきました。
かわいらしいイラストとユーモラスでいきいきとしたアニメーションが特徴のアプリ作品を数多く配信している会社です。
  
 

 
 
この“体験型動物園”は、まさにFox & Sheepらしさが、
極めてシンプルで直感的な操作で楽しめる作品となっています。
 
 

 
 
右向き矢印を押せば、えんぴつが登場します。描かれたひとつの帽子から一匹のうさぎ現れると、
えほんの世界に一気に引き込まれます。
  
 

 
 
うさぎから犬へ、犬からトナカイへ、トナカイから魚へ…。
 
ぴゅーと引き延ばされた線は、くねりくねりと形を変えたり、
そこからまた別の何かが飛び出したり、次から次へと動物たち登場し、
何が次に飛び出すのかわくわくしてしまいます。
 
 

 
 
それぞれの動物は、縦横のスワイプでさまざまな表情を見せます。
 
くいっと身体をひねったり、くるりと回ってみせたり。
 
他にも、小さい魚を大きな魚が飲み込んだり、
二匹の猿がボールをぶつけ合ったりと、
ひとつひとつのアイデアに思わずクスりとさせられてしまいます。
 
 
ボローニャの審査員の方々からのコメントをご紹介します。
 
 
“体験型動物園は、インタラクティブ性のあるアニメーションの教科書のような作品だ。画面から画面へと変化するビジュアルには驚かされる。ページという概念へと挑戦している。
(Petting Zoo by Fox & Sheep GmbH (Germany) is a textbook example of interactive animation; with visual surprises that morph from screen to screen, challenging the definition of page.)”

 
Children’s Technology Reviewsより
 
 

このようなコメントがされていました。
 
 
指一本で広がる不思議な動物達の世界。
ぜひ親子で楽しんでみて下さい。
 
 
(ほりあい)
 
『体験型動物園 Petting Zoo』
販売元: mobile ventures mv1 UG (haftungsbeschränkt)
© 2013 Fox & Sheep
価格:¥300
互換性: iOS 6.0 以降。iPhone、iPad および iPod touch 対応。 iPhone 5 用に最適化済み
URL:https://itunes.apple.com/jp/app/petting-zoo-animal-animations/id602773895?mt=8
HP:http://www.foxandsheep.com/product/petting-zoo/
 
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※デジタルえほんアワードでは応募作品を募集しています。
 
募集部門は、<企画部門><作品部門>の2つ。
 
こんなデジタルえほんがあったらいいなといったアイデアをお持ちの方は<企画部門>
 
ぜひわたしのデジタルえほんを見て欲しい!という方は<作品部門>にご応募下さい。
 
各部門グランプリには賞金20万円、準グランプリには5万円が贈呈されます。
 
ご応募いただいたものは、豪華8名の審査員によって審査されます。
 
応募締め切りは6月20日(金)。
 
皆様のご応募をお待ちしております!
 
 
詳細はデジタルえほんアワードオフィシャルサイトホームページをご覧下さい。
 
 
【第三回デジタルえほんアワード開催概要】
 
■ 募集部門 : 企画部門、作品部門
 
■ 募集期間 : 2014年4月8日(火)〜2014年6月20日(金)
 
■ 賞 典:企画部門グランプリ(賞金20万円)
     作品部門グランプリ(賞金20万円)
     企画部門準グランプリ(賞金5万円)
     作品部門準グランプリ(賞金5万円)
     各部門審査員特別賞 など
 
■ 審査基準
 
審査は以下の3つの要素に基づき行います。
 
・たのしい!
 (こどもたちを魅了し、夢中にさせる楽しさ)
・みたことがない!
 (これまで出会ったことのない新しい表現)
・世界がひろがる!
 (こどもたちの想像力・創造力を育み、世界を広げてくれるしかけ)
 
≪デジタルえほんとは?≫
タブレット、電子書籍リーダー、電子黒板・サイネージ、
スマートフォン等テレビやパソコン以外の新しい端末を含む
子ども向けデジタル表現を総称して「デジタルえほん」としています。
 
■ 審査員
※敬称略・五十音順
・いしかわ こうじ / 絵本作家
・角川 歴彦 / 株式会社KADOKAWA取締役会長
・香山 リカ / 精神科医・立教大学教授
・きむら ゆういち / 絵本作家
・小林 登 / 東京大学名誉教授・国立小児病院名誉院長
・杉山 知之 / デジタルハリウッド大学学長
・水口 哲也 / クリエイター・プロデューサー、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(Keio Media Design)特任教授
・茂木 健一郎 / 脳科学者、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、慶應義塾大学研究特任教授
 
2014年7月開催の審査会を経て、2014年8月29日、30日開催の
ワークショップコレクション10」 (主催:NPO法人CANVAS)内にて
結果発表及び表彰式を行います。
 
 
主催:株式会社デジタルえほん、NPO法人CANVAS
 
協力:愛知県立大学情報科学共同研究所
   中京大学工学部宮田研究室
   デジタルハリウッド大学
武蔵野美術大学
   東北芸術工科大学
   札幌メディアアーツラボ
  女子美術大学
   慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
   東京大学大学院 情報学環・福武ホール
   東京コンテンツプロデュースラボ
   早稲田大学国際情報通信研究センター
 
■公式サイト
http://www.digitalehonaward.net

2014年4月15日