BLOG

【えほん社の本棚 デジタルえほん No.41】『Where’s Wally? The Fantastic Journey』


 
 

こんばんは。
 
 
いよいよクリスマスまであと一週間となりましたね。
 
子どもたちはクリスマスプレゼントに夢をふくらませていることでしょう。
 
 

ほんじつは、クリスマスプレゼントになるかはわかりませんが
 
子どもたちがきっと夢中になれるデジタルえほんを紹介したいと思います。
 
 

本日ご紹介するのは、『Where’s Wally? The Fantastic Journey』です。
 
 
 

 
 
 

本作は、大人のみなさまにはおなじみかもしれません、あの『ウォーリーを探せ』の世界が楽しめる、デジタルえほんアプリです。
 
 
 

 
 
 
巨人の国や吸血鬼の国、ボールゲームの国…。
はじめてこのアプリに触れたときには思わず『懐かしい!』と声をあげてしまいました。
 
小さな頃に、『ウォーリーを探せ』で夢中になった方も多いのではないでしょうか。
 
ページ一面にぎっしりと描かれた様々な人間や怪物、動物、
変わった建物や見たこともない景色を、飽きもせずにずっと眺めていたのを覚えています。
 
絵本の中でウォーリーやヒロインのウェンダ、まほうつかいが
どの場所に隠れているのかが分かってしまったあとでも、
ウォーリーのものと思しき赤い帽子やメガネ、ステッキ、巻物を探したり、
画面のあちこちで今にも動き出しそうに生き生き描かれた、
数えきれないキャラクターたちを、大きなページを開くたびに再発見したりしました。
 
 
 
 

 
 
 
本作品では、あの今にも動き出しそうだった絵が、本当に動き出すのです。
 
絵本を知らないこどもたちもわくわくするでしょうが、
ウォーリーの絵本に慣れ親しんで育った大人たちは、
こどものように胸が高鳴るデジタルえほんです。
 
 
  
不思議の国の中で、ウォーリー、ウェンダ、まほうつかいをはじめ、さまざまなキャラクターを探すことで物語が展開していきます。
 
ウォーリーたちの隠れる場所や、探し出すキャラクターはその都度変化するので、
飽きずに何度でも楽しむことが出来ます。
 
動かなくともひとを飽きさせない力を持つあの絵本が、そのままデジタルえほんになっているものですから、
ただでさえ絵を眺めているだけで楽しめるものが、毎回新しい気持ちで遊ぶことができ、飽きることなく夢中になってしまいます。
 
急にライバルのオズローが登場して悪さをしたり、とにかく面白いんです。
 
 
 

 
 
 

デジタルえほんが叶えるのは、あの絵本が動き出したらどうだろう、
という子どものような夢です。
 
子どもの頃の想像力が頭の中で動かしていたキャラクターが、
実際に目の前で動く姿を目にするのは、なんとも言えない興奮と感動を覚えます。
 
 
 
大人達は、夢中になって遊ぶ子ども達の横で、
贅沢だなあと思ってしまうかもしれません。
 
ぜひ子どもと一緒になって遊んでみて下さい。
 
(ほりあい)
販売元:Ludia
価格:¥100
互換性: iOS 3.1 以降。iPhone、iPad および iPod touch 対応。
URL:https://itunes.apple.com/jp/app/wheres-wally-fantastic-journey/id346613878?mt=8
HP:http://www.ludia.com/en/games/wheres-waldo-wally-the-fantastic-journey

2013年12月18日
【デジタルえほん関連ニュース 12月16日】

こんばんは!
 
お店に入るとクリスマスソングを耳にします。  
 
明るいメロディーは心を暖かくしてくれますね。 
 
それでは、今週もデジタルえほん関連ニュースをお届け致します。
 
・那覇経済新聞 12月10日 
「デジタルハリウッドSTUDIO沖縄」来春開校へ-国内10校目 
 
・CINRANET 12月11日 
テクノロジーが剥き出しにする美の世界 高谷史郎インタビュー 
 
・ReseMom 12月11日 
ゲーム機を電子書籍端末に…児童書専門の配信サービスがニンテンドー3DSに登場 
 
・毎日新聞 12月13日 
デジタル教科書:政府、16年度にも解禁へ実証研究 
 
・朝日新聞デジタル 12月15日 
迫力満点、恐竜だ 京都・精華で28日まで展示 
 
・カナロコ (神奈川新聞社) 12月16日 
思い思いに光るケーキ 幼稚園児が「おかしの家」飾り付け、横須賀美術館でXマス企画 
 
・神戸新聞NEXT 12月16日 
いらない物でお面造り 三田の催しに親子連れら参加 
 
 
 
今週もよろしくお願い致します。

(事務局)

2013年12月16日
【えほん社の本棚 デジタルえほん No.40】『Little Fox Music Box』


   
 
こんばんは。
 
マフラーがかかせない季節になってきましたね。
あたたかくしてお過ごしください。
  
 
さて、本日ご紹介するデジタルえほんは、“Little Fox Music Box”です。
  
  
この作品は、動くイラストと英語のうたを楽しく鑑賞できるデジタルえほんアプリです。
  
 
 
 

 
 
 
 
アプリがはじまると登場するギターを持ったひょうきんなキツネ、
 
そして画面に広がる一面の雪景色に引き込まれます。
 
このアプリ、最近のアップデートでクリスマス仕様になったのです。粋な演出ですね。
メニュー画面の樹々のイルミネーションがなんとも素敵です。
 
 
 
 
 
 
 
このアプリでは、
 
“ロンドン橋落ちた、落ちた、落ちた”でおなじみの“London Bridge(ロンドン橋落ちた)”や、
 
“イーヤーイーヤーヨー”でおなじみの“Old Mac Donald(ゆかいな牧場)”、
 
日本ではなじみはないのですが、子守唄のように心地よい”Evening Song”の
 
三曲が収録されています。
 
それぞれのうたを選択すれば、うたをモチーフにした世界が広がります。
 
 
 
 
 
 
 
 
再生されるうたに合わせていっしょに歌ってみるのもいいですし、 
キャラクターをタップして100種類を越えるインタラクティブ性を楽しむのもよいでしょう。
 
“London Bridge”では、本当に橋が落ちてしまって慌てているひとびとや、
 
“Old Mac Donald”では、牧場にくらすゆかいな動物たち、
 
“Evening Song”では、眠りにつこうとする動物たちの姿が、
 
美しく、そして可愛らしいグラフィックで描かれています。
 
 
 
 

 
 
 

タップして変化するキャラクターたちの動きは、
 
くすりとさせられるようなユーモアたっぷりのものや、
 
ほっとするような愛らしいものばかりです。
 
中にはちょっとしたストーリーが垣間見れたり。(”Old Mac Donald”のロバとウシの関係が気になります。)

 
 
前回の『ちっちゃな消防士さん』と同様、このアプリはストーリーのないえほん作品です。
 
何度も読み返せる素敵なストーリーのある絵本も良いですが、 
想像力豊かな子どもたちにとっては、ストーリーのないデジタルえほんは、
その子にとって結末のないえほんになりうるのかもしれません。

 
  
お子様がこのアプリで夢中になっていたら、
どんなお話なのか聞いてみるのもいいかもしれません。
 
(ほりあい)
 
販売元: mobile ventures mv1 UG (haftungsbeschränkt) © 2013 Fox & Sheep
価格:¥300
互換性: iOS 5.0 以降。iPhone、iPad および iPod touch 対応。 iPhone 5 用に最適化済み
URL:https://itunes.apple.com/jp/app/little-fox-music-box-kids/id499541243
HP:http://www.foxandsheep.com/product/little-fox-music-box/

2013年12月12日
【えほん社の本棚 紙のえほん 040】『さむがりやのサンタ』

 
 
 
 
こんにちは。
おひるには暮れのひかりをかんじるこのごろです。
かぜなどひいておりませんでしょうか。 
 
12月のテーマは、「クリスマス」です。
サンタさんはどんなひと?
どんなふうにやって来る?
見ることができないせかいをこどもたちとのぞくようなえほんを
ご紹介させていただきます。
レイモンド・ブリッグズ作・絵すがわらひろくに訳
『さむがりやのサンタ』がきょうの一冊。
 
 
 
いつから眠りについていたのか、
夏のあつい海辺でよこになる夢を見ていたサンタさん。
12/24、ジリジリと鳴る時計に起こされ、サンタさんは目を覚まします。
トナカイにえさをやり、飼っている犬や猫に朝ごはんを与え、
ラジオや新聞で今夜のおてんきを気にしながら、朝ごはんをたべます。
そりを出し、
赤い帽子、赤いコート、赤い手袋を身につけて、
さあ、こどもたちのもとへ。 
 
 
昨年、えほん社blogで12月にご紹介した
「ゆきだるま」(http://digitalehon.net/archives/2146)の作者が描いた
『さむがりやのサンタ』。 
  

すくないことばと表情から
サンタさんの人柄を感じられる点がとても印象的でした。
サンタさんのことばだけ読むと
すこしぐちっぽくて、がんこそう、
もしかしたら、はじめ近寄りがたいかもしれないと想像がふくらみました。
けれども、絵や表情を見ているとやさしさが伝わってきます。
 
そらをトナカイとそりにのって駆けぬけている姿。
雪のつもった屋根にのこる足跡。 
 
リアリティーとファンタジーが絶妙な一冊です。
サンタさんを待つ前夜によんだら、わくわくして眠れなくなってしまうかもしれませんね。
(たねおい)
 
 
 
さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本)
作・絵: レイモンド・ブリッグズ
訳: すがはら ひろくに
出版社: 福音館書店(http://www.fukuinkan.co.jp
税込価格: ¥1,260(本体価格:¥1,200)
発行日:1974年10月
ISBN: 9784834004366

2013年12月10日
【デジタルえほん関連ニュース 12月9日】

こんばんは!
 
12月になるとぐっと冷えますね。  
 
街でマフラーや手袋をつけている人を見かけるようになりました。 
 
それでは、今週もデジタルえほん関連ニュースをお届け致します。
 
・ReseMom 12月2日 
デジタル教科書など「2025年のICT」を考える、慶應日吉で12/7-8 
 
・BARKS 12月3日 
コルグ、子供達のことを考えて楽器メーカーがまじめに作ったデジタル・トイ・ピアノ「tynyPIANO」 
 
・ReseMom 12月5日 
北米航空宇宙防衛司令部、サンタ追跡サイトオープン 
 
・神戸経済新聞 12月7日 
「神戸ITフェスティバル」開催迫る-「自慢したくなるスゴいIT」テーマに 
 
・MSN産経ニュース 12月8日 
未来につながる子どもの夢を応援! 創作絵画コンクール 第12 回「ドコモ未来ミュージアム」表彰式 レポー 
 
・MSN産経ニュース 12月9日 
デジタルハリウッド、沖縄へ初進出 “Webとアプリのラーニングスタジオ”デジタルハリウッドSTUDIO沖縄を宜野湾市に開設 
 
・Tokyo Art Beat 12月9日 
第17回文化庁メディア芸術祭 大賞発表!! 
 
 
 
今週もよろしくお願い致します。

(事務局)

2013年12月9日