こんにちは。
「くもりのちときどき晴れ 夕方から雨」
今朝、ラジオから流れてきた天気予報です。
空が劇場だとしたら、役者はめまぐるしい転換を行なっていて
たまにまちがって出てしまっても仕方ないかという気持ちになりました。
さて、今月最後の紙のえほんのご紹介です。
テーマは「雨と音」。
きょうの一冊は、
ミラ・ギンズバーグ文 / ホセ・アルーエーゴ、エーリアン・デューイ絵
『そらにかえれたおひさま』です。
くもがそらいちめんを覆っています。
みっかかんもおひさまは隠れたまま。
ひよこたちはどこへ行ったのかしんぱいになって探しにいくと言い出します。
めんどりのおかあさんは言います。
「どうやってさがすの?どこにすんでいるか知っているの?」
「知らないけど、聞きながらいけばいいさ。」
と、ひよこたち。
めんどりのおかあさんは、いろいろ言ったのだけれど
お弁当を用意して旅に出させてくれました。
ひよこたちは、どんな出会いをして、おひさまに出会えるのでしょうか。
おひさまは、どんなところでどう過ごしているのでしょうか。
このお話は、スロバニア地方の民話をもとに紡がれています。
ひよこたちをはじめ、登場するものたちの表情が独特。
お話を聞く姿も、それぞれ赴くままに興味のあるところにいるのです。
えほんでは、あまり見たことがないような気がしましたが
それは、実際のひよこたちの自然なすがたが目に浮かぶものでした。
また、ひよこたちとめんどりのやりとりが描かれているページ。
たった数行の中に、
おとなの保守的さ・やさしさ、
こどものや無鉄砲さ・無垢さがぎゅっと描かれていて
ほれぼれしてしまいました。
このお話を読んで、
まさに今のような梅雨の時期
おひさまはあかるく輝く方法をわすれてしまっているのかもしれない
と、そんな気持ちになりました。
雨が降りつづく日々があったとき、
こどもに「なんで雨ばっかり降るの?」と聞かれたときがあったら
ぜひ、このえほんをいっしょに読んでもらえたらいいなと
ご紹介させていただきました。
(たねおい)
作: ミラ・ギンズバーグ
絵: J・アルエーゴ A・デューイ
訳: さくま ゆみこ
出版社: アリス館 (http://www.junposha.co.jp/alice/)
発行日: 1984年01月
ISBN: 9784752040132
こんにちは!
台風一過、晴れ晴れとした週末いかが過ごされましたか?
梅雨の晴れ間は心まで晴れ晴れしてくれますね。
それでは、今週もデジタルえほん関連ニュースをお届けします。
・ReseMom 6月15日
【東京おもちゃショー2013】知育アプリと連動するぬいぐるみ「iモンキー」
・ReseMom 6月17日
ベネッセ主催、子育てシンポジウム「デジタル化時代の幼児の学び」
・nikkeibpITpro 6月17日
「この1年で場面が転換」――デジタル教科書教材協議会がシンポジウム
・YOMIURI ONLINE 6月17日
タブレット端末で通信制「進化」…茨城の高校
・ReseMom 6月17日
さわってうごくデジタル教材「AQUAアクア」、直観的に中学数学を学習
・ReseMom 6月18日
日音楽科教員向けICT勉強会「デジタル教材を作ってみよう」8/10、9/23
・マイナビニュース 6月19日
DNP、北海道・旭川小学校でデジタル教科書/教材システムを使用した実証実験
・マイナビニュース 6月20日
学校、企業、宇宙飛行士も! レゴブロックが研修教材として注目!
今週もよろしくお願いします。
(事務局)
こんにちは!
じめじめとした湿気が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
雨がやんだ後の夕方に、窓から吹き込んでくる風がなんとも気持ちがいいです。
雨の季節はどうしても部屋の中で過ごす時間が増えてしまうものですね。
雨の音で静まった気持ちの時に、本を読んだり映画を見たりすると、
普段よりすっと心に入ってくるような感覚があります。
太陽の季節とはまた違う感覚でいられるのは、
雨の季節である今だけだと思うのです。
「雨と音」をテーマにデジタルえほんのご紹介をしている6月。
本日ご紹介するのは、「マルコとちいさな兄弟」です。
とある街のちいさな楽器屋の主人であるマルコと、
店の片隅にひっそりと置かれていた古いギターの中に住む
小さな兄弟ニコラとトマが登場するデジタルえほん作品です。
おはなしと絵を担当されているひだかきょうこさんの、
落ち着いた色合いの絵と独特なユーモアを感じさせる可愛らしいキャラクターたち織りなす物語が、
とても魅力的です。
暖かみのある絵が持つどこかアナログの感覚が、
デジタルと溶け合うことによって新しいえほん体験ができる
すばらしい作品だと思います。
おはなしを読むだけではなく、内容に合わせてキャラクターが動き出したり、
実際にキャラクターたちを指で動かすことができるので、
より絵本の世界に入り込むことができます。
さらに、この作品の魅力である「音」をショピンが担当されてます。
朗読は同じくショピンの野乃歩さん。
以前ショピンのライブを観に行ったときに、
野乃歩さんの朗読に合わせてバンドが即興演奏を披露していて、
それはそれは素敵でした。
ギターなどのアコースティック楽器だけではなく、
動物の鳴き声が鳴るおもちゃや、ギターのタカハシペチカさんの自作楽器まで、
様々な楽器が鳴らす愉快な音色が、なんとも楽しく物語を紡いでいました。
そんなショピンが鳴らす音はまさに「マルコとちいさな兄弟」の世界とぴったりで、
絵本の物語に音楽で彩りを加えています。
様々なかたちのデジタルえほんがありますが、
この作品は紙の絵本が大好きな方にぜひ読んでいただきたいです。
雨で出かけられない日には、ぜひお子さんと一緒に読んでみて下さい。
(ほりあい)
「マルコとちいさな兄弟(日本語、英語拡張版)
販売元: 4D Brain Inc.
価格:無料
条件: iPad 互換 iOS 3.2 以降が必要
URL:https://itunes.apple.com/jp/app/marukotochiisana-xiong-di/id515739087?mt=8
HP:http://www.4d-books.com/marco-movie.html
こんにちは。
雨が降るとすこし涼しくなり
晴れた日にどっと暑さを感じます。
ぎったんばっこん、雨の日と晴れの日を繰り返して
夏になっているのでしょうね。
「雨と音」がテーマの今月。
きょうの一冊は、ロバート・ブライトさんの「あかいかさ」です。
空は晴れているけれど、
おんなのこはあかいかさを持ってお外に出ていました。
「持ってくるんじゃなかった」と思っていたら
雲が現れ、雨が降ってきたので
おんなのこはあかいかさをさします。
すると、こいぬが一匹、こねこも二匹。にわとり三羽・・・と
たくさんの動物が雨宿りをしにやって来ました。
あかいかさで雨宿り。
さて、ほかにはどんな動物が雨宿りをしにやって来るのでしょう。
つよく雨の降る日、
どうぶつたちは、虫たちは、どこでどうしているのかしらと
想いを馳せます。
どこか、
このおんなのこのあかいかさのようなところに集まって
雨宿りをしていたらいいなと
このえほんを読んでいて思いました。
雨降りの日があったかい日になることを感じる「あかいかさ」。
傘をさすことが苦手な子がいたら、
このえほんを一緒に読んでみるのはいかがでしょう。
(たねおい)
あかいかさ (海外秀作絵本)
作・絵: ロバート・ブライト
訳: 清水 真砂子
出版社: ほるぷ出版(http://www.holp-pub.co.jp)
発行日: 1975年
ISBN: 9784593500031
こんにちは!
雨降りの週末、どのように過ごされたのでしょうか。
レインブーツを履いてあじさいを観に行きたいものです。
それでは、今週もデジタルえほん関連ニュースをお届けします。
・ 朝日新聞デジタル 6月10日
幼児アプリなぜ夢中 簡単タッチ、生き生きした反応
・ITPro 6月12日
ベネッセとMITメディアラボのタッグでプログラミング教育、社会に貢献できる人材を育てたい
・ReseMom 6月13日
電子黒板の画面の見にくさが児童生徒の目の疲れに影響…教育ICTの健康への影響
・朝日新聞デジタル 6月14日
デジタル技術の導入進まず 宮城の教育現場、費用が要因
・LivedoorNews 6月14日
米国の親7割が、子どものフェイスブックを監視
・ITPro 6月14日
スマホ世代の子供たちは“指先”で何を感じて育つのか、知らぬは親ばかり
・マイナビnews 6月14日
システムサポート、文科省指定SSHの岸和田高校へiPadアプリ作成教材を提供
今週もよろしくお願いします。
(事務局)