BLOG

デジタルえほん関連ニュース 7月1日

もうすぐ七夕ですね。 
 
毎年なんとなくお天気を気にしてしまいます。 
 
今年は、織り姫と彦星は出会えるでしょうか? 
 
 
それでは、今週もデジタルえほん関連ニュースをお届けします。 
 
 
 
・朝日新聞デジタル 6月24日 
[CNET Japan] KDDI、スマホ使った学習事業に本格参入–知育と中高生向け 
 
・ReseMom 6月28日 
考え方の違いを比較・共有できるタブレット対応授業支援ソフト「SKYMENU Class」
 
・毎日jp 6月25日 
デジタルで学ぼう:無料オンライン講座に挑戦 
 
・毎日jp 6月25日 
ニューエデュケーションエキスポ:電子黒板、タブレットで公開授業−−東京 
 
・SankeiBiz 6月27日 
東京書籍、「デジタル教科書」による学びを楽しく紹介するウェブサイト『まな
デジ』を開設(6月28日正午オープン)
 
 
・朝日新聞デジタル 6月27日 
電子辞書、小学生に照準 英語学習きっかけ、図鑑も充実 
 
・ReseMom 6月28日 
東京書籍「まなデジ」オープン、ご当地キャラがデジタル教科書で学習 
 
・SankeiBiz 6月28日 
親子の「野菜学校」 『CoLaBo』がオイシックス協力で、7月20日開催 
 
・インターネットコム 6月28日 
幼少期の粘土遊びが将来のビジネススキルを育てる?–アガツマ調べ 
 
・MSN産経ニュース 6月28日 
加速し、複雑化する「教育・子育て環境の変化」に対応 6月28日「ベネッセ教育
総合研究所」を設立
 
 
 
今週もよろしくお願いします。 
 
(事務局) 
 

2013年7月1日
【えほん社の本棚 デジタルえほん No.29】「雨のうた」


 

こんにちは。 
 
今月も残すところあと少し。梅雨の季節も終わりが見え、 
空気の中に夏の匂いを感じます。 
 
 
 
「カエルの歌が聞こえてくるよ」 
 
そんな歌がありますね。そういえば、東京に暮らしてからカエルの歌を聞いていないような気がします。 
 
 
「雨と音」をテーマにデジタルえほんのご紹介をしております、6月。 
 
 
今月最後にご紹介するのは「雨のうた」です。 
 
  
 
 
やさしいナレーションと音楽で彩られた「えほんをよむ」と、
えほんの中の登場するキャラクターたちが音を鳴らす「雨音演奏会」の
ふたつの楽しみ方があります。

 
ここでは、「えほんをよむ」の物語について紹介します。
  
 

  

ある雨の日に、ちいさなたねがふわりと地面に落ちました。
冷たい風に吹かれて、たねは地面にしがみついています。
「つめたいよ。とばされちゃうよ」
 
 
 
 
 
そこに、一匹のカエルが通りがかります。
 
 
「このくらいの雨、ぼくはへいきさ。
ぼくが まもってあげる」
 
 
 
 
雨に濡れて震えるちいさいいのちを守ろうと、たねのうえにおおいかぶさるちいさなカエル。
  
そしてそのカエルをまもろうと、おにいちゃんカエルがおおいかぶさります。
 
さらにその上にやまねこが、そしてさらにその上にライオンがと、
 
さまざまな動物たちがあらわれては、雨に震えるちいさないのちを守ろうとします。

 
 
だれかのやさしさがありがとうを生み、そこからまたやさしさが生まれていきます。
 
 
やさしさや、ありがとうという気持ちは、とてもむずかしいものです。
それは大人であるわたしたちにも、うまく説明することはできないかもしれません。
 
 
 
このえほんは、やさしい雨音のようにそれをそっと教えてくれるような気がします。
 
 

だれかを守ろうとするやさしさと、ありがとうの気持ちが、波紋のように広がっていく優しい作品だと感じました。 
  
  
  
 
 
 

 
物語の中で、みんなが少しでも楽しい気持ちになるように、カエルたちは一生懸命歌を歌います。 
 
カエルの歌が聞こえてきたら、きっと彼らも誰かのために歌っているのかな。
このえほんに触れた子どもたちが、そう思えたらいいなと思います。
 
(ほりあい)
販売元: DENTSU MAGAZINE
価格:¥500
条件: iPad 互換 iOS 4.3 以降が必要
URL:https://itunes.apple.com/jp/app/yunouta/id505404153?mt=8
HP:http://ehon.jfn.co.jp/books/book6.html

2013年6月26日
【えほん社の本棚 紙のえほん 29】「そらにかえれたおひさま」

 
 
 

こんにちは。

「くもりのちときどき晴れ 夕方から雨」
今朝、ラジオから流れてきた天気予報です。
空が劇場だとしたら、役者はめまぐるしい転換を行なっていて
たまにまちがって出てしまっても仕方ないかという気持ちになりました。 
 

さて、今月最後の紙のえほんのご紹介です。
テーマは「雨と音」
きょうの一冊は、
ミラ・ギンズバーグ文 / ホセ・アルーエーゴ、エーリアン・デューイ絵
『そらにかえれたおひさま』
です。  

 
くもがそらいちめんを覆っています。
みっかかんもおひさまは隠れたまま。
ひよこたちはどこへ行ったのかしんぱいになって探しにいくと言い出します。
めんどりのおかあさんは言います。
「どうやってさがすの?どこにすんでいるか知っているの?」
「知らないけど、聞きながらいけばいいさ。」
と、ひよこたち。
めんどりのおかあさんは、いろいろ言ったのだけれど
お弁当を用意して旅に出させてくれました。
ひよこたちは、どんな出会いをして、おひさまに出会えるのでしょうか。
おひさまは、どんなところでどう過ごしているのでしょうか。 

  

このお話は、スロバニア地方の民話をもとに紡がれています。
ひよこたちをはじめ、登場するものたちの表情が独特。
お話を聞く姿も、それぞれ赴くままに興味のあるところにいるのです。
えほんでは、あまり見たことがないような気がしましたが
それは、実際のひよこたちの自然なすがたが目に浮かぶものでした。

また、ひよこたちとめんどりのやりとりが描かれているページ。
たった数行の中に、
おとなの保守的さ・やさしさ、
こどものや無鉄砲さ・無垢さがぎゅっと描かれていて
ほれぼれしてしまいました。  
 

このお話を読んで、
まさに今のような梅雨の時期
おひさまはあかるく輝く方法をわすれてしまっているのかもしれない
と、そんな気持ちになりました。

雨が降りつづく日々があったとき、
こどもに「なんで雨ばっかり降るの?」と聞かれたときがあったら
ぜひ、このえほんをいっしょに読んでもらえたらいいなと
ご紹介させていただきました。

(たねおい)  

 

そらにかえれたおひさま

作: ミラ・ギンズバーグ
絵: J・アルエーゴ A・デューイ
訳: さくま ゆみこ
出版社: アリス館 (http://www.junposha.co.jp/alice/
発行日: 1984年01月
ISBN: 9784752040132

2013年6月25日
デジタルえほん関連ニュース 6月24日

こんにちは! 
 
台風一過、晴れ晴れとした週末いかが過ごされましたか? 
 
梅雨の晴れ間は心まで晴れ晴れしてくれますね。 
 
 
それでは、今週もデジタルえほん関連ニュースをお届けします。 
 
 
 
・ReseMom 6月15日 
【東京おもちゃショー2013】知育アプリと連動するぬいぐるみ「iモンキー」 
 
・ReseMom 6月17日 
ベネッセ主催、子育てシンポジウム「デジタル化時代の幼児の学び」 
 
・nikkeibpITpro 6月17日 
「この1年で場面が転換」――デジタル教科書教材協議会がシンポジウム 
 
・YOMIURI ONLINE 6月17日 
タブレット端末で通信制「進化」…茨城の高校 
 
・ReseMom 6月17日 
さわってうごくデジタル教材「AQUAアクア」、直観的に中学数学を学習 
 
・ReseMom 6月18日 
日音楽科教員向けICT勉強会「デジタル教材を作ってみよう」8/10、9/23 
 
・マイナビニュース 6月19日 
DNP、北海道・旭川小学校でデジタル教科書/教材システムを使用した実証実験  
 
・マイナビニュース 6月20日 
学校、企業、宇宙飛行士も! レゴブロックが研修教材として注目! 
 
 
今週もよろしくお願いします。 
 
(事務局) 

2013年6月24日
【えほん社の本棚 デジタルえほん No.28】「マルコとちいさな兄弟」

 
 
 
こんにちは! 
じめじめとした湿気が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。 
雨がやんだ後の夕方に、窓から吹き込んでくる風がなんとも気持ちがいいです。 
 
 
雨の季節はどうしても部屋の中で過ごす時間が増えてしまうものですね。 
雨の音で静まった気持ちの時に、本を読んだり映画を見たりすると、 
普段よりすっと心に入ってくるような感覚があります。 
太陽の季節とはまた違う感覚でいられるのは、
雨の季節である今だけだと思うのです。 

 
  
「雨と音」をテーマにデジタルえほんのご紹介をしている6月。 
本日ご紹介するのは、「マルコとちいさな兄弟」です。 
 
 
 
 
 

とある街のちいさな楽器屋の主人であるマルコと、 
店の片隅にひっそりと置かれていた古いギターの中に住む 
小さな兄弟ニコラとトマが登場するデジタルえほん作品です。 
 
 
 
 
 
 
おはなしと絵を担当されているひだかきょうこさんの、 
落ち着いた色合いの絵と独特なユーモアを感じさせる可愛らしいキャラクターたち織りなす物語が、 
とても魅力的です。 
 
 
 
暖かみのある絵が持つどこかアナログの感覚が、 
デジタルと溶け合うことによって新しいえほん体験ができる 
すばらしい作品だと思います。 
おはなしを読むだけではなく、内容に合わせてキャラクターが動き出したり、 
実際にキャラクターたちを指で動かすことができるので、 
より絵本の世界に入り込むことができます。 
 
 
 
 
 

さらに、この作品の魅力である「音」をショピンが担当されてます。 
朗読は同じくショピンの野乃歩さん。
 
以前ショピンのライブを観に行ったときに、
野乃歩さんの朗読に合わせてバンドが即興演奏を披露していて、 
それはそれは素敵でした。 
 
ギターなどのアコースティック楽器だけではなく、
動物の鳴き声が鳴るおもちゃや、ギターのタカハシペチカさんの自作楽器まで、 
様々な楽器が鳴らす愉快な音色が、なんとも楽しく物語を紡いでいました。 
そんなショピンが鳴らす音はまさに「マルコとちいさな兄弟」の世界とぴったりで、 
絵本の物語に音楽で彩りを加えています。 
 
 
 
 
様々なかたちのデジタルえほんがありますが、 
この作品は紙の絵本が大好きな方にぜひ読んでいただきたいです。 
雨で出かけられない日には、ぜひお子さんと一緒に読んでみて下さい。 
 
 
(ほりあい) 
 
「マルコとちいさな兄弟(日本語、英語拡張版) 
販売元: 4D Brain Inc. 
価格:無料 
条件: iPad 互換 iOS 3.2 以降が必要 
URL:https://itunes.apple.com/jp/app/marukotochiisana-xiong-di/id515739087?mt=8 
HP:http://www.4d-books.com/marco-movie.html 

2013年6月19日