BLOG

えほん社の本棚 紙のえほん 25 「みみずのオッサン」

 
 
 
 
こんにちは 
 
2才のおんなのこと週末にあそびました。
その年の子に響くえほんというのがしっかりあるということを感じました。
保育園のせんせいや幼稚園のせんせいにも
おうかがいしてみたいこのごろです。 
 
 
さて、色をテーマに選んだ、今月最後の紙のえほんは、
長新太さんの「みみずのオッサン」です。 
 
オッサンという名前のみみずのお話。
ちょっとさんぽに出かけたら、
おおきないろがドシーンとおちてきました。 
ペンキをつくる工場、
えのぐとクレヨンの工場も、
爆発してしまったそうなのです。 
 
町も、くるまも、
カレーライスも、ラーメンも、
キリンも、ゴリラも、
ドロドロベタベタ。 
 
 
色におおわれてしまって
「きれいな色ね」なんていいながら
おかあさんもおとうさんも、困っています。 
 
 
みみずのオッサンは、どうしているでしょう。
ちいさなからだで、いろをもぐもぐたべています。
そして、そして・・・。 
 
 
「え!」
「あはは」と笑っていたのに
すっかりお話の中に入り込んでしまう長さんの世界。 
 
幼稚園児のこどもたちが2人、
はじめての空間にどぎまぎ、もぞもぞしている際に
「みみずのオッサン」をいっしょに読んだことがあります。 
 
1ページ目をめくって読みはじめるとすぐに
くぐもっていたかおが、ゆるんでいくのを感じました。
 
「この緑色のどうぶつ何だろう?」と聞くと
「ごりらー!」と。
ページをめくるにつれて
声もどんどん大きく、自信を持ってこたえてくれるようになっていました。

さいごのページにたどりつくと「もう1回!!!」。
ページをはじめにもどして、
こんどはおおきな声でわらいながらよみはじめたのでした。 
 
 
こどもたちのきもちを
すっかりとかしてくれる魔法のえほんです。
(たねおい) 
 
 
みみずのオッサン (絵本・こどものひろば)

作・絵: 長 新太
出版社: 童心社(http://www.doshinsha.co.jp
発行日: 2003年09月
ISBN: 9784494009442

2013年5月28日
デジタルえほん関連ニュース 5月27日

こんにちは! 
 
日がでている時とかげっている時の温度差がありますね。 
 
日差し対策も含め、一枚羽織れるものがあるとよいかもしれません。 
 
それでは、今週もデジタルえほん関連ニュースをお届けします。 
 
 
・マイナビニュース 5月20日 
佐賀県武雄市が市内小中学生約4千人にタブレット端末を配布 -全国初の試み 
 
・ReseMom 5月20日 
【EDIX2013】全教室に電子黒板設置、佐賀県の先進的ICT利活用教育 
 
・@DIME 5月21日 
宇宙を身近に感じることができるJAXA東京事務所 
 
・ReseMom 5月21日 
デジタル教科書普及について「DiTT成果発表会2013」6/17開催 
 
・ReseMom 5月22日 
理科大の学生が企画するサイエンスフェア、6/8-9に日本科学未来館で開催 
 
・RBBTODAY 5月22日 
クアルコムとルネサンス高校、「タブレット×デジタル教科書」プロジェクトを発表 
 
・ReseMom 5月23日 
トヨタとJTB、子どもの疑問や好奇心に応える旅…自然から宇宙まで10ツアー  
 
・ファミ通.com 5月23日
“次世代ワールドホビーフェア ’13 Summer”が開催決定 
 
・ReseMom 5月23日 
夏の合宿研究会「附属学校の取り組みから考えるタブレット端末の活用」長野で開催 
 
・ReseMom 5月23日 
小中学生向けのSNS安全利用教材、トレンドマイクロが無償提供 
 
 
今週もよろしくお願いします。
 
(事務局)

2013年5月27日
【えほん社の本棚 デジタルえほん No.24】「いろぴこ」

 
 
こんにちは! 
そろそろ掛け布団からタオルケットに衣替えしたくなる季節です。 
いかがお過ごしでしょうか。 

 
  
「色」をテーマにデジタルえほんのお話させていただいている5月。 
本日ご紹介するのは「いろぴこ」です。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あか!」 
ぴんく!」 
むらさき!」 
 
 
 
 
タップしたその瞬間の子どもたちのリアクションを見てみたいものです。 
画面いっぱいに広がる鮮やかな色とその名前。 
 
 
 
指で触れると元気な子どもたちの声が色の名前を読み上げます。 
きっと触れた子どもたちも一緒になって声を上げるのではないでしょうか。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
画面をスワイプすればぷるんと画面が揺れて、次の色が現れます。全8色、それぞれタップ&スワイプして、色の名前を叫んでみましょう。 
 
 
 
デジタルえほんの大きな特色のひとつとして、インタラクティブ性があげられます。 
触れる、などのアクションに対して、端末からリアクションが返ってくることです。 
 
 
 
この「いろぴこ」の場合は、触れることで声が返ってきます。そして、子どもたちはそれに対して思わず一緒になって「あか!」などと叫びます。 
 
 
 
 
これはとても面白いことではないでしょうか。こちらからのはたらきかけに端末が反応するだけではなく、あちらからのはたらきかけに対しても、こちらも反応してしまう、とても面白い体験ができるアプリだと思うのです。 
 
 
 
そしてなにより期待したいのは、子どもたちがアプリを通して色の名前を覚えていくことでしょう。食卓にトマトが並べば、「あか!」と子どもたちが叫ぶかもしれません。その瞬間はなんとも喜ばしい光景なのではないでしょうか。 
 
(ほりあい) 
 
販売元: STARRYWORKS inc. 
価格:無料 
条件: iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5、iPod touch(第3世代)、iPod touch (第4世代)、iPod touch (第5世代)、およびiPad に対応。 iOS 4.0 以降が必要 
URL: https://itunes.apple.com/jp/app/iropiko/id535386436?mt=8 
HP: http://iro.pico-app.jp/ 
 

2013年5月22日
えほん社の本棚 紙のえほん 024 「まっくろネリノ」


 

こんにちは 
 
この前、下校後にあそぶこどもたちをふっとみかけました。
3人は自転車
1人はいっしょうけんめいに走って追いかけている風景。 

勝手にじーんと切なくなりました。
と、同時にこどものときはこうだったなーということも
思い出しました。 
むやみに葉っぱをむしり取ったり
ありの巣をうめてしまったり。 
 
 
5月のテーマは、「色」。
きょうの1冊は、
ヘルガ=ガルラーさんの「まっくろネリノ」です。  

おかあさんもおとうさんも
4人のお兄さんもそれぞれ色とりどりに鮮やかな色をしているのに
ひとりだけまっくろのネリノ。
お兄さんたちはまっくろだからとあそんでくれずに
いつもひとりぼっち。 
 
まっくろではないきれいな色になりたくて
お花にたずねたりしますが
どうにもわかりません。 
 
ある日、お兄さんたちがいなくなってしまい・・・。 
 
 
 
こどもの持つ無邪気ゆえの無慈悲さのことを
このえほんを読み思い出し、すこしせつないきもちになりました。 
 
 
理由のない理由で傷をつけ
なにか予期せぬようなことで
とたんにこどもたちは仲をもどしたりしますね。 

ネリノはじぶんを変えられないかとぶつかりますが
じぶんの悲観的に感じていた部分を
ポジティブに捉え、活かし、乗り越えます。 
 
 
とある時期に
特徴の中で悲観的な部分だと感じる部分があるかもしれません。
ネリノのように
消すことなく、変えることなく、
すてきな部分と多くのひとがかんじて過ごしていけたらと思いました。 
 
こころの発達が著しい
小学4年生くらいからよむのに適しているのではないでしょうか。 
見たこともない生物に対しても、ありえないときもちがとじないで
はいっていくことができることができるという
えほんの素敵さも感じました。 
(たねおい) 
 
 

『まっくろネリノ』
作・絵: ヘルガ=ガルラー
訳: 矢川 澄子
出版社: 偕成社(http://www.kaiseisha.co.jp
発行日: 1973年07月
ISBN: 9784032021400 
 
 
 
 

2013年5月21日
デジタルえほん関連ニュース 5月20日

こんにちは!
 
日差しが強くなってきて、肌でジリジリ感じます。日焼け止めを買う季節ですね。
 
それでは、今週もデジタルえほん関連ニュースをお届けします。
 
 
・マイナビニュース 5月12日 
超不思議!スマホで模様をスキャンすると物語が始まるパジャマ 
 
・ReseMom 5月13日 
絵だけでプログラムが作れる「ビスケット塾」幼児コースのモニター募集  
 
・朝日新聞デジタル 5月14日 
子ども向け「スマホ・携帯講座」 奈良のNPO開催 
 
・ReseMom 5月15日 
【EDIX2013】朝日新聞デジタル、学校教育に特化した電子新聞を提供 
 
・YOMIURI ONLINE(読売新聞) 5月15日 
デジタル教育をサポート…ICT支援員 : 教育 
 
・ReseMom 5月16日 
EDIX2013】実証実験予定のA4サイズデジタルペーパー端末を展示…ソニー 
 
・SankeiBiz(サンケイビズ) 5月16日 
生徒1人1台タブレットと新しいデジタル教材の導入をクアルコムと発表 
 
・J-CASTテレビウォッチ 5月17日 
「未来の学校」IT技術で先生いらず!勉強相手はパソコンだけで子ども大丈夫なの? 
 
・朝日新聞デジタル 5月17日 
凸版印刷、ICT教育支援システムで全国自治体開拓へ 
 
・PC Online 5月17日 
MSなど各社が、ICTを活用した“模擬授業”を披露 
 
・ReseMom 5月17日 
【EDIX2013】タブレットは学びの武器、授業スタイルを変える…広尾学園 金子氏 
 
 
今週もよろしくお願いします。
 
(事務局)

2013年5月20日